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2004.02.20

デザイナー&パタンナー

今年はトレンチが流行るとのこと、トレンチとなるとテーラードに人気も出そうな予感。とりあえずトレンチ風のカーディガンブラウスみたいなのを形見本に作って見ました。
色は?毎年春はいろいろな色が言われますが、私のところではこのところ数年色物よりも黒が安定して売れています。世の中暗いから黒が売れるのかな・・・

今日、数年ぶりの友達が突然現れました。子供のステージ衣装、アラジンの服のパターンが無くて困っているとの事、そういうときに思い出してくださるなんて、嬉しい(^_^)パンツのパターンはその場で簡単なのを引いてさしあげましたが、トップスのデザインは持っいらした布ではあまりにも縫製が難しすぎて現実的ではありませんでした。

昔企業でデザイナーをしていた頃、パターンや縫製がぜんぜん出来ないデザイナーがいて、絶対服にするのは不可能なデザイン画を書いていらした人がいたなぁ~、なんて、思い出してしまいました。

最近は、デザイナーとパタンナーが分業化している企業が多いそうですね。今日、服飾デザイナーを目指しているから縫製やパターンの勉強はさほどしなくてもよいような事を話している方がいらしたので、ちょっと気になりました。
一通りの事が何でもこなせるようになっていないと、大変なのではないだろうか?と、思ったのです。いくらデザインをイメージしても、形にするのが人頼みじゃ、どんな服になるかわからないのです。服飾デザイナーを目指すなら、パターンはもちろんですが、その年にあった素材を見抜く力、自分のお客様の望む事を察知する力、その服はいつ誰がどんなときに着るか?その服を試着して買う気がおこるか?本当に必要とされる服か?など見抜き、製品にする力を付けないと、万年不況の繊維業界では仕事にありつけないと思うのです。今、こじんまりやっているメーカーさんが元気だと聞きました。そういうところにいると、個々の力次第で売れたり売れなかったりがはっきりするので、力がつきます。小さいところでは、売れなかったらその会社は倒産またはデザイナーはクビだね(^^;私が学生の頃は、学校を卒業したばかりの生徒にとっては服飾関係の仕事にありつくのは狭き門で、即戦力になる人材しか入れない状態でした。今もかな?


huku2004.2.20 003.jpg

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