ドキュメンタリー映画スペシャルVol7
さいたま芸術劇場で行われた、ドキュメンタリー映画スペシャルVol7で「ボクラの島を忘れない」「タイマグラばあちゃん」「山の彼方の空遠く 穂高山荘物語」の3本のドキュメンタリーを観てきました。
一本目の「ボクラの島を忘れない」のスタッフに誘って頂いたのですが、涙が出るとは思っていなかったのに、涙ぽろぽろ(^^;
どこにでもありそうなささやかな日常のドキュメンタリーなので、かえって親近感が涙につながりました。過疎化が進んだ小さな島の保育園が閉鎖されるという内容なのですが、その島では子供達がとても輝いていました。
芋ほりでお世話になったおばあちゃんが送ってくれた青虫飼育では、羽化しようとした蝶の羽が殻にひっかかり、必死で産まれ出ようとする様子を観察しながら、そばで子供を見守る大人が無事産まれてくることがいかに大変かを子供に語り、命の尊さを教えていました。
子供達を見守る先生、給食のおばあちゃん、保育園に隣接する施設のおじいちゃん、おばあちゃんは皆、子供達への愛情いっぱいで見守っていました。そんな子供達の為にと見守る大人達ですが、実は子供達にささえられている、そう思えました。
大人たち同様、いじめや受験と子供達にもストレスが多い昨今ですが、命がけで無事この世に産まれ、周りに愛されて育って来たこを知り、身近な事は自分の人生のほんの一部だよ、わたしたちは愛されて育ってきた、周りの人間達にとっても大切な命の持ち主なのですよと教えていただけるドキュメンタリーなので、子供といっしょに観るのも良いかと思います。
二本目に観た「タイマグラばあちゃん」は、山里へ入り自給自足で生きる老夫婦の15年間の記録です。厳しい自然の中で暮らす姿はとてもたくましく、自力で生きるための保存食作りなどは、食いしん坊の私としては興味深かったです。
「山の彼方の空遠く 穂高山荘物語」は、壮大な大自然の中にある山荘の200日間を舞台にしたドキュメンタリー映画です。厳しい自然と人間との戦い、自然には逆らえない部分がありますが、夏場山へ登る方々の為に一生懸命な若者の姿や、美しい景色を見ることが出来ました。
ボクラの島を忘れない」上映委員会「タイマグラばあちゃん」上映委員では、一人でも多くの方にこの映画を観ていただける場が欲しいそうなので、興味のある方がいらっしゃったら、こちらのほうへ問い合わせてみてくださいね。
「ボクラの島を忘れない」 http://asami.babyblue.jp/
「タイマグラばあちゃん」http://www2.odn.ne.jp/ise-film/
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