へたえ物語(13)
ルールは黒陳馬さんのコチラ
今までの物語は、
その国ではかれこれ半年の間、ずっと毎日雨が降り続いていました。(黒陣馬さん)
みんな,傘やカッパが手放せなくなりましたが,こんな天気はどう考えても変です。(ひろひろしさん)
なにげなく前を見ると、大きな雨粒が降ってくるではありませんか!(アールグレイさん)
よく見ると、その大きな雨粒の中になんとツノの生えた男の子が入っていました。(ぶんぶんさん)
男の子は大きな声で泣いていて、なまえを聞いても、何をきいても、ただただわんわん泣くばかりです。(aiさん)
雨粒はどんどん大きくなり、今にもはじけそうになると、なぜかポカンと天に浮かびました。(TOKIKOさん)
目の前でこれらを目撃した赤カッパの男は、坊やが心配でいてもたってもいられず、村に走って帰り、村人の許可を得て、村の共有財産である天梯子(村の行事で使う、天まで届く梯子)を借りました。
「こんな天気で天梯子を登るなど、危なすぎてダメだ!」、と村人が引き止めるのも聞かず、空中の水玉に天梯子をかけて、泣いている男の子を救出しようというのです。
村人が言うように、雨は相変わらず強く降っており、地面はもうほとんど川のようになっていて、梯子をかけるのも一苦労でしたが、やっとこ梯子をかけ終えると、一歩一歩、おそるおそる梯子を登っていきました。(黒陣馬さん)
大粒の雨の中、赤カッパの男は懸命に天梯子を登りました。
途中何度も足を滑らせそうになりましたが、長靴を履いていない裸足の右足が助けてくれました。
やっとのことで泣き続ける坊やのすぐ近くまで辿りついた赤カッパの男は、坊やに向かってこう話しかけました。(まいくろさん)
『だいじょうぶかい?』
赤カッパの男がとても優しい表情で話しかけたので、坊やはやっと泣き止み、ゆっくりと話し始めました。
『ボクのコト、おこりにきたんじゃないんだぁ?』(siiさん)
「ぼくは君が泣いているので、助けに来たんだよ、どうしてそんなに泣いてるの?」
「あのね、あまりに日照り続きだったから、
父さんの太鼓で雨を降らそうとしたら太鼓をたたく棒を地上に落としちゃったの、
そしたら叱られて、見つかるまではここに入ってなさいって・・・グス!」
「そうか、じゃあその棒がみつかればいいのかな?」(TOKIKOさん)
「うん,そうなんだけど…どこに落ちたかわからないの」「ほら,これをごらん」赤カッパの男はそういって,坊やに足下を見せました.「ぼくの長靴も,雨が降り始めてから片方だけどこかにいってしまったんだ…」 (ひろひろしさん)
赤カッパの男「そういえば噂で空から降ってきた雲をまとった不思議な棒から水が湧き出して湖になったっというのを聞いたことがあるな」
坊や「たぶん、それだよ一緒に探しに行ってよ」
赤カッパの男「よし、いってみよう、長靴も一緒にみつかるかもしれないし」(アールグレイさん)
坊や「じゃ、ここへつかまって!」
坊やが気合をかけたとたん、坊やが入った雨粒が空高くグングン浮かび上がりました。
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ってことで、また、飛ばしてしまった(^^;
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コメント
TOKIKOさん、すご~い!お上手~。
どうやって一緒に旅をさせるかと考えてはいたのだけど、雨粒につかまっていくという手があったのね~(^^)
投稿: ぶんぶん | 2006.05.03 21:17
おお,予想外の展開!
なぜか歩いて行くものと思いこんでたので,斬新です.
そうか,浮かんでるんだし飛べばいいんだ(^^;
投稿: ひろひろし | 2006.05.03 21:34
ぶんぶんさん、ひろひろしさん、
ありがとうございます~♪
ミツバチが来て
雨粒を壊すってストーリーも考えたのですが、
お天気悪いって事だし、
飛ばすことにしました(^^)
投稿: TOKIKO | 2006.05.03 23:49
アールグレイです。
おぉ~、空からなら色々みえますよね^^
こんなに良い続きを描いていただいてありがとうございます☆
投稿: アールグレイ | 2006.05.04 12:39
アールグレイさん、コメントありがとうございます(^^)
>おぉ~、空からなら色々みえますよね^^
うん、うん、
それにレンズの上に乗ってるようなものだし。
これからどうなるでしょうね、
いろいろ想像してしまいます♪
投稿: TOKIKO | 2006.05.04 22:04
久しぶりに続きやります!
投稿: ひろひろし | 2006.05.20 21:53